遠征最終日。ポンタマフレ、Tour Termier、ヴァロワールと3日間登り続けた体は、正直なところかなりくたびれています。それでもアルザスへの帰り道に岩場があると聞けば、素通りするという選択肢はありません 😄 モーリエンヌ (Maurienne) のローカルエリア、Falaise de ST Léger に立ち寄ってから帰ることになりました。
Falaise de ST Léger はどんな岩場?
事前に「駐車場が岩場の目の前にあって、ライトを照らせば夜でも登れる。ストラスブール近郊で例えるなら Klingenthal みたいな感じ」と聞いていました。
実際に行ってみると、なるほど確かに Klingenthal 😄 アプローチがほぼゼロで、車を降りたらすぐそこに壁がある開放感は、慣れ親しんだ感覚でした。グネイスの壁は表面がきめ細かく、スラブでのフリクションが効く気持ちのいい岩質です。初級者から中級者まで幅広く楽しめるエリアという印象でした。
ひとつ誤算だったのが暑さです。この日は朝から快晴だったのはいいものの、日陰がほぼありません。地元のクライマーらしき方たちは、岩場に日陰ができる午後から登りに来ていました。夏場に訪れるなら、午後スタートが賢い選択かもしれません。
エリアスペック:Saint-Léger / Rocher du Mollard
疲れた体で登った5本
- Tutti rikiki (6a) FL
アップがてらの一本。疲れた体でも自然に動けて、気持ちのいいスタートでした。 - Volte face (L1: 6b) FL
安定したムーブで登れました。壁の傾斜と岩質が合っていて、スムーズな一本。 - T.H.T (6b+) FL
3日間の疲労を抱えながらも体が動いてくれました。こういう日に登れると少し嬉しいです。 - L'enfer du décor (L1: 6b) FL
このルートが今日のハイライトでした。一見すると難しそうな印象ですが、ホールドはしっかりあって、ムーブさえつかめれば意外とスムーズに体が動きます。スケール感もあり、このエリアの中で一番楽しめた一本。「帰り道の寄り道」にしておくにはもったいないルートでした。 - Vous avez dit bizarre (7a) TR
3日間の疲労が足と指にしっかり溜まっていたので、トップロープでのトライです。離陸のスラブが手強く、2つのポケットを使って体を引き上げるムーブはパワフルでしたが、動き自体はわかりやすい。上部はホールドが読めれば問題なさそうでした。万全の状態でリードしに戻ってきたいルートです。
寄り道のつもりが、しっかり楽しんでしまったFalaise de ST Léger
スラブ系の壁が中心ですが、メインエリアはスケール感があり、オールドスタイルのクライミングの雰囲気が漂う岩場でした。「帰り道にちょっと寄る」つもりが、気がつけばしっかり楽しんでいました。
ポンタマフレ、Tour Termier、ヴァロワール、そして Falaise de ST Léger。4日間、4つのエリアをめぐったモーリエンヌ遠征はこうして幕を閉じました。それぞれがまったく違う顔を持つ岩場で、濃密な4日間でした。このリージョンには、まだまだ登り残したルートがあります。きっとまた戻ってきます。
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