2022年の夏、ドイツで大きな話題となったのが「9ユーロチケット」です 😁
フランス🇫🇷ストラスブールで暮らしている私には直接関係のない制度……そう思っていたのですが、このチケットはドイツ在住者だけでなく、旅行者でも購入できると知ってびっくり!これは乗ってみるしかありません 😆
いつか訪れてみたいと思っていた、ドイツ屈指の美しい古都、ハイデルベルク(Heidelberg)へ。9ユーロチケット片手に出かけてきました。
ドイツ版「青春18きっぷ」とも呼ばれた9ユーロチケット(9-Euro-Ticket)とは?
このチケットが話題になった理由は、その驚きの内容です。
- 1か月間わずか9ユーロで利用可能
- U-Bahn(地下鉄)、Straßenbahn(路面電車)、Bus(バス)が乗り放題
- Sバーン・RB・REなどのローカル列車2等車も乗り放題
- ただし、IC・EC・ICEなどの長距離列車は利用不可
日本の青春18きっぷを思わせるような、お得な乗り放題チケットでした。
ストラスブールからハイデルベルクへ
ストラスブールからハイデルベルクまでは、ローカル列車を乗り継いで約2時間30分。もちろん、TGVなら最短約1時間40分、FlixBusなら約2時間10分で到着できますが、今回はあえてローカル列車の旅を選択しました。車窓から眺めるドイツの田園風景や小さな街並みは、特急では味わえない旅の楽しみです。
列車の検索にはドイツ鉄道の公式アプリ「DB Navigator」が便利。「Regional Transport Only」(ローカル列車のみ表示のオプション)を選んでおけば、9ユーロチケットで乗れる列車だけを迷わず検索できます。
経由地はアッペンヴァイアー(Appenweier)またはオッフェンブルク(Offenburg)、そしてカールスルーエ(Karlsruhe)。
ストラスブールからの主なルートは、
となります。
⚠️ 9ユーロチケットが利用できるのはドイツ国内のみ。ストラスブール〜ケール(Kehl)間は対象外のため、別途乗車券が必要です。
ハイデルベルクでは「あえて」お城へ行かない
そんなわけで、9ユーロチケットを使ってハイデルベルクに到着しました 😂
ハイデルベルクといえば、真っ先に思い浮かぶのはハイデルベルク城。ドイツを代表する名城のひとつとして知られ、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
でも今回は、あえてお城には行きませんでした。目的は、旧市街をゆっくり歩き、街全体を見渡せる「哲学者の道(Philosophenweg)」を歩くこと。お城そのものよりも、美しい街並みとネッカー川(Neckar)が織りなす風景を楽しみたかったからです。
カール・テオドール橋のお猿さん
まず向かったのは、旧市街と哲学者の道を結ぶカール・テオドール橋(Karl-Theodor-Brücke)。地元では「アルテ・ブリュッケ(Alte Brücke、「古い橋」の意)」の愛称でも親しまれています。
橋のたもとには、観光名物となっているユニークなお猿さんの像(Brückenaffe、「橋の猿」の意)があります 🐒 伝説では、お猿さんが手に持つ金色の鏡に触れると金運に恵まれるのだとか。私が訪れた日も、多くの観光客が鏡に手を伸ばしていました。
さらに人気だったのが、お猿さんの頭の部分に自分の顔を入れて記念撮影すること 🤣 次々と順番待ちができるほどの人気ぶりでした。
ハイデルベルクを一望できる「哲学者の道」
橋を渡ると、いよいよ哲学者の道へ。最初は少し急な坂が続きますが、距離はそれほど長くないので、景色を眺めながらゆっくり登れば問題ありません。
展望スポットに到着すると、ネッカー川、赤い屋根が続く旧市街、そして丘の上に建つハイデルベルク城まで一望できます。ハイデルベルクを代表する絶景と言われるのも納得の美しさでした。
訪れるなら夕方がおすすめです。午前中は逆光になりやすく、写真を撮るなら午後から夕方の時間帯の方がきれいに撮れます。
観光客が少ない絶景スポットへ
哲学者の道の魅力は、展望だけではありません。さらに奥へ進むと、気軽なハイキングコースが続いています。
途中には、ハイリゲンベルク(Heiligenberg、「聖なる山」の意)にある展望塔(Aussichtsturm)にも立ち寄りましたが、期待していたほど市街地の眺めはありませんでした。
その先まで歩くと現れるのが、日本のガイドブックではあまり紹介されないティングシュテッテ(Thingstätte)。1935年、ナチス・ドイツ時代に建設された野外劇場で、古代ギリシャの円形劇場を思わせる壮大な造りが印象的です。歴史的な背景もあってか観光客は少なく、とても静かな雰囲気。だからこそ、この巨大な円形劇場を目の前にしたときの迫力は想像以上でした。
定番観光だけでは物足りない方や、少し違ったハイデルベルクを歩いてみたい方には、ぜひ足を延ばしてみてほしい場所です。
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