シャモニー3日目も秋晴れに恵まれました ☀️
前日で Brévent-Planpraz ゴンドラの夏季営業が終了してしまったため、この日はシャモニーから歩いてアクセスできる Les Chéserys (1980m) へ。傾斜の寝た美しいスラブが広がる岩場で、モンブランを正面に眺めながら登れるのがこのエリアの最大の魅力です。
アクセス情報
駐車場からのアプローチはツール・ド・モンブランの正規ルートと重なっており、ブラン湖 (Lac Blanc) やシェズリー湖 (Lacs des Chéserys) を目指すハイカーも多く歩いています。歩き始めてしばらくすると木々が開け、モンブラン山群が視界いっぱいに広がってきます。岩場に着く前からすでに絶景です。
この日の登攀記録
👱🏻♂️ L1:5c (Dune) 🐢 L2:5c (Désert de Samba) 🐢 L3:6a 👱🏻♂️ L4:5b
※ L3 (6a) は体感5c+ほど。核心部も落ち着いて処理できた。
本当は Un Père Noël pour Lucy を登るつもりでした。ところがスラブ特有の「どこが何のルートか分からない問題」に直面。特徴の乏しい一枚岩では、トポを見ても目印となる凹凸がほとんどなく、同じエリアにいた別のクライマーに聞いても「分からない」とのこと。結局かろうじて同定できた Dune+Désert de Samba を登ることにしました。計画変更にまったく動じない自分に少し驚きます 😆
ルートそのものは快適で、花崗岩のフリクションを信じながらじわじわと高度を稼ぐ、スラブらしいクライミングを楽しめました。ピッチを重ねるごとにモンブランが少しずつ大きく見えてくるのが堪りません。核心のL3 (6a) は体感5c+ほどで、落ち着いて処理できました。
なお Les Chéserys のスラブは、ルートの同定が難しいことで知られています。トポと現地の情報をしっかり準備してから臨むことを強くおすすめします。
まさかの主役:アルパインアイベックス
懸垂下降で取り付きに戻ったその瞬間、視界に飛び込んできたのはアルパインアイベックス (Alpine ibex) でした。立派な角を持つ雄で、我々が降りてきても全く動じる様子なし。ひとしきり草を食べ終えると、悠然と我々の前を横切り、岩の上をゆっくりと歩いて立ち去っていきました。
完全に向こうの方が場の主でした 😆
こちらは動揺のあまり決定的なシャッターチャンスを逃す始末。3日間のクライミングの中で、一番緊張した瞬間だったかもしれません。
シャモニー3日間の全体的な振り返りは、次のまとめ記事でお伝えします。混雑、徒歩下山、ルート迷子、そしてアイベックス──なかなか盛りだくさんな遠征でした 😄
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