ついに、夢だったシャモニーでのマルチピッチクライミングが実現しました ☺️
パートナーくんのリクエストで向かったのは、モンブラン山塊の対岸に連なるエギュイユ・ルージュ (Aiguilles Rouges) のクラシックルート、Clocher-Cochon (TD- 6a>5c, 250m)。
快晴の朝、ゴンドラで Planpraz (2000m) まで上がると、眼前にモンブランがどっしりと構えていました。白く輝く頂と、その裾野に広がるシャモニーの谷。「今日は最高の一日になる!」そう確信して取り付きへ向かいました。
結論から言うと、最高の一日でした。ただし、予想とはまったく違う方向で 😂
Clocher-Cochon (TD- 6a > 5c, 250m, 8 pitch)
👱🏻♂️ L1:4b 🐢 L2:5c 👱🏻♂️ L3:5b 🐢 L4:6a 👱🏻♂️ L5:5a 🐢 L6:5c 👱🏻♂️ L7:5b 🐢 L8:6a
花崗岩の壁とモンブランの絶景
アプローチは Planpraz 駅から Cornu 湖方面へ約40分。歩き進めると、グレーと白が入り混じった花崗岩の壁が静かに姿を現します。ホールドはしっかりしていて岩質は全体的に良好。ピッチを重ねるごとに高度が上がり、モンブランの全景が少しずつ、しかし確実に広がっていきます。
グレードについて補足すると、トポではL4が (6a) 表記ですが、Websiteでは (5c+) とされており、実際の感覚でも (5c+) が妥当だと感じました。一方、最終ピッチL8は (6a) 表記どおりの充実感。高度感のある壁に向き合いながら、眼下にシャモニーの谷を見下ろす。景色とクライミングのバランスが絶妙で、このルートの核心はここだと思います。
6a/b前後を登るクライマーにとって、ルートそのものは文句なしの名品です。
現実:登る時間より待つ時間のほうが長かった
この日は快晴の日曜日、しかも Brévent-Planpraz ゴンドラの今季最終営業日。条件が重なり、人気ルートに約10パーティ(20人以上)が集結しました。
最初のピッチで40分待ち。L8の前では1時間以上のビレイ待ち。岩場に立っているだけで体が冷えていく中、順番を待ち続ける時間の長さは、山岳マルチクライミングならではの洗礼でした 🤣
そしてまさかとは思っていましたが、やっぱり最終ゴンドラ(17:00)に乗り遅れました 😬
Le Clocher de Planpraz (2428m) から Chamonix (1035m) まで、標高差1393mを全行程徒歩で下山。夕暮れに染まるシャモニーの谷を眺めながら黙々と歩き続け、19:40にようやく街に戻り着きました。
この日の教訓(特に週末に行かれる方へ)
- 週末・ゴンドラ最終営業日の人気ルートは想定外の渋滞が発生する
- Planpraz のゴンドラ終了時刻(夏季17:00前後)は必ず事前に確認を
- 下山ルートと所要時間は登る前に把握しておく
- 待ち時間が長くなる分、行動食と防寒着は多めに持参
ある意味、シャモニーのマルチピッチを最後の一滴まで味わい尽くせた一日でした 😂 翌日はゴンドラなしで行けるエリアへ。続きは次の記事で。
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