今朝も快晴でした。ただ、明け方はかなり冷え込みました。最低気温はおそらく0℃かそれ以下。キャンプ場の芝生には霜が降り、車の窓は凍りついています 🥶 それでも太陽が昇り、青空が広がり始めると、不思議と寒さは気にならなくなります。
前日に Moyen Eycharme - Monier の Des Trous de première classe (max 6b, 4 pitch, 100m) を登り終えたこともあり、この日はいよいよヴェルドン渓谷のメインエリア Escalès で、少し長めのルートに挑戦することになりました。
アプローチの計画 2日目の反省を活かして
2日目の La Demande での敗退とその後の長い徒歩移動を踏まえ、今回はあらかじめ車を2台使う戦略を取りました。まず1台を Belvédère de Trescaire bas に駐車し、もう1台で Grand Canyon Verdon Tunnel du Baou 駐車場へ向かいます。
この駐車場からはトンネルを歩いて通り抜け、取り付きまでアプローチします。一般的には、Le Rasoir (7a) の終了点から懸垂下降5回(45m, 40m, 25m, 40m, 35m)で La Dérobée の取り付きに到着するルートです。敗退しても歩いて戻る心配がないという、安心感のある計画でした。
ルート情報
👱🏻♀️ L1:5c 🐢 L2:6c? 👱🏻♀️ L3:5c 🐢 L4:5c+ 👱🏻♀️ L5:5c+
180mという高さを、5ピッチかけてじっくり登っていく構成です。ピッチを重ねるたびに視界が開け、Escalèsらしい白い断崖と深い渓谷の景色が少しずつ広がっていきました。
登った印象
事前に立てた計画通りに動けたこともあって、この日は終始落ち着いて行動できました。L2はバリエーションルート(6c?)を登りましたが、体感的には6b+ぐらいでした。それほどトリッキーなムーブはなく、むしろ核心は高度感かもしれません。足元に広がるヴェルドン渓谷の景色に飲まれなければ、それほど難しくは感じませんでした。
L4もオリジナルルートではなく直登を選択。これがなかなか長くて……。登っても登っても終了点が見えてこない感覚は、いかにもヴェルドンらしいスケールでした。
L5はオリジナルルートを選びましたが、離陸でホールドが磨かれていて激ムズ。結局、木とロープの助けを借りてなんとか登りました。最後の方にも一手難しいところがあり、緊張と充実感が両方残る、印象的なルートでした。
ルート自体は長かったものの、グレード的にはピッチL4を除けば5c/5c+と今回のメンバーにとっては易しめだったこともあり、意外とサクッと登れて皆さん満足。2日目の苦い経験があったからこそ、こういう「すんなり登れた」一日のありがたみが、いつもより少し大きく感じられました。
Escalès エリアで登ってみて
今回登ったルートは、Escalèsの中では比較的易しいグレード帯ですが、それでも十分にヴェルドンらしさを味わえる内容でした。高度感のある石灰岩の壁。見下ろせば深い渓谷。前日の100mルートから一歩ステップアップするには、とても良い選択だったと思います。「ヴェルドンのメインエリアを登った」そんな満足感を味わえる一日でした。
この日の夜
思いのほか早くキャンプサイトに戻れたので、少しスラックラインで遊んでから晩ご飯。メニューは前夜の残りの日本風カレーと、イタリア人メンバーが作ったカルボナーラ 😁 どちらも美味しく、ワインも 2 本開けることに。左はピエモンテ州の赤、Dolcetto d'Alba(ドルチェット・ダルバ)。「少し甘い」という意味の名前を持ちながら、実際はベリーのような香りとほどよい渋みが効いた辛口で、カルボナーラとの相性も抜群でした。右は同じくピエモンテの白、Roero Arneis(ロエロ・アルネイス)。白桃や洋ナシを思わせる華やかな香りと、すっきりとした酸味が印象的な一本です。イタリア人メンバーのチョイスならではの、本格的なラインナップでした 🍷
クライミングを楽しみ、仲間と食事を囲み、満天の星空の下でワインを傾けながら一日を終える。こういう時間もまた、遠征の大きな楽しみだと思います。
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