昨夜の激しい雨が嘘のように、ブリアンソンは気持ちの良い快晴の朝を迎えました ☀️ 到着初日は雨に振り回されましたが、この天気なら心配ありません。ようやく本格的にクライミングを楽しめそうです。
朝食はいつものようにシンプル。紅茶にパン、そしてトマトやニンジン、アプリコットを少々。遠征中は意外とこういう食事の方が体が軽く感じます。準備を済ませ、この日の目的地である Rocher Gafouille へ向かいました。
Rocher Gafouille はどんなエリア?
Rocher Gafouille は、ブリアンソン市街地からわずか1kmほど。高さ30m前後の垂壁が中心で、約50本のルートが整備されたコンパクトなスポーツクライミングエリアです。駐車場からのアクセスも良く、初心者から中級者まで幅広く楽しめる雰囲気でした。
フランス・ブリアンソンなのに聞こえてくるのはイタリア語
印象的だったのは、聞こえてくる言葉です。周囲から聞こえてくるのはフランス語よりもイタリア語。ブリアンソンはイタリア国境に近いとは知っていましたが、これほど多いとは思っていませんでした。体感では7割近くがイタリア語圏のクライマーだったように思います。
考えてみれば、ストラスブール近郊のヴォージュ山脈ではドイツ語ばかり聞こえます。フランスで登っているはずなのに、「フランス人クライマーはいったいどこで登っているんだろう?」そんなことを毎回考えてしまいます。国境からの距離が、登りに来る人たちの言語圏まで変えてしまうのは、海に囲まれている日本ではなかなか体験できない現象です。
ウォームアップのはずが7aだった
- Belles et buts (6c) - Larcin (7a) m.lead-TO
まずはウォームアップとして取り付いた一本。トポを確認しながら、「この6a〜6cあたりで体を慣らそう」と考えていました。ところが登り終えてみると、どうも話が噛み合いません。どうやらルートを間違えていたようです。
本来は右側のラインを登る予定でした。しかし壁の途中で自然に左側へ流れてしまい、そのまま「オリジナルなライン」を登ってしまいました。ルート同士の距離が近く、簡単にトラバースできるため、登っている最中はまったく気付きませんでした。つまり、ウォームアップのつもりで取り付いたはずが、気づけば隣の7aルートと終了点を共有する、まったく別物のラインを登っていたわけです。
この「オリジナルなライン」は体感6b+/6c くらい。中間部のトラバースが少し難しく、最後のクリップ体勢もホールドが分かっていれば問題ないものの、知らないとかなり苦戦すると思います。それでも個人的には登りごたえのある良いルートだと感じました。間違えたおかげで、思わぬウォームアップ以上の一本になりました。 - Les vertiges de Valérie (6a) FL
こちらが本来登る予定だったルート。トラバースのポイントさえ見落とさなければ、6a にしては易しめだと思います。今度こそ正しいラインで、無事フラッシュ。ただ、先に「なんちゃって7a」を登ってしまったため、こちらの印象が少し薄くなってしまったのは否めません 😁
Larcin(7a)のラインも美しく見えたのでトライしたかったのですが、お昼ご飯の時間ということで撤退。スポーツクライミングエリアとして個人的には不満はありませんでしたが、クライミング友は何か不愉快な出来事があったようです。国が違えば文化や習慣も違うので、色々なことが起こるものですね。
駐車場でまさかの知り合いに遭遇
いつものように駐車場でお昼ご飯を食べていると、見覚えのある顔がこちらへ歩いてきます。なんとストラスブール周辺のクライミングエリアで見かける知り合いでした。彼らはこれから Rocher Gafouille に登りに行くところでした。
こういう偶然は意外とよくあります。スイスのグリムゼルにマルチピッチクライミングに行った時(2020年8月9日)も、Handegg の Fair Hands Line(6a/6a+, Trad, 350m)を登っていた際、後続パーティーが知り合いで驚いたことがありました。クライミング界は本当に狭い世界です。
今回出会った知り合いは、何度かブリアンソンで登っているらしく、ブリアンソン周辺の岩場情報をいろいろ教えてもらい、有意義な情報交換ができました 👍🏻 こういう偶然の出会いも遠征の楽しみのひとつです。
というわけで、午後に登るエリア Tournoux へ向けて出発 🚗💨
活動内容(Rocher Gafouille)
- Les vertiges de Valérie (6a) FL
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