クライミングトポ "Briançon Climbs" によると、ブリアンソン近郊のクライミングエリアは大きく分けて、以下の11エリアで構成されています。
これまでは BRIANÇON エリアで登っていましたが、午後は場所を変えて VALLOUISE エリアにある Tournoux へ向かいました。
ブリアンソンらしいアルプスの景色
Tournoux はこれまで登っていたエリアとは違い、標高1700〜2000mほどと比較的涼しい場所にあります。車で標高を上げるにつれ、景色は一気にアルプスらしくなっていきます。岩峰に囲まれた谷。澄んだ空気。そして夏でも少し涼しい気候。ブリアンソン周辺の中でも、「山の中で登っている」と最も感じられる岩場のひとつでした。駐車場まで車で上がることができれば、アプローチも比較的楽です。
La ruee vers l'or や Loups hurlants は上級者向けのエリアで、高度感もあり個人的には惹かれましたが、メンバーの賛同は得られず 😢 結局、お子様から楽しめるエリア Marmottes en Folie に向かうことになりました。
南壁の暑さと、家族連れのロープ
Marmottes en Folie は南向きの垂壁が中心で、高さは20mほど。エリア内には23ルート、隣の Yakari には8ルートほどの比較的コンパクトな岩場です。
標高が高く涼しいとは言っても、ここは南壁で日差しもしっかり当たります。涼しいはずの標高にいるのに、なぜかじりじりと暑く、しばらくは登る気になれず、のんびり過ごしていました。唯一登りたいと思っていたルートには、ご家族がずっとロープを掛けたまま。待つしかありません。
そんな調子で気乗りはしなかったのですが、空いていたルートの中から、明らかにボルダー系のショートルートをトライすることにしました。
- Twing (7a) m.lead(ずるして TO)
見るからにボルダー系。短くて難しいルートです。離陸からパワー全開。右足を乗せたいホールドは磨かれていて、思うように踏み込めません。中間部では完全に行き詰まり、チョンボ棒のお世話になることに。あとで友人に聞いてみると、「そこは左へ逃げずに直登ですよ」とのこと。「いや、そのホールドには届かないって!」思わずそう返したくなるムーブでした。終了点直前まで気が抜けず、短いながらもしっかり登り応えのある一本でした。
18時30分を過ぎた頃にはご家族さんも帰り、ようやく狙っていたルートが空いたのでトライ。石灰岩のクライミングらしいコルネをつないでいく、美しいラインです。
- Approche et reproche (7a) m.lead-TO
離陸からパワーを吸い取られましたが、核心は上部の一手。右手パーミングから左足を上げられるかがポイントです。この右手パーミングが想像以上に甘くてテンション。人気ルートだけあって、ホールドはかなり磨かれていました。結局テンションを入れながら終了。それでも「なるほど人気なのも納得」と思える、印象に残るルートでした。
岩場の好みは人それぞれ
この日のルートはどれも短く、ボルダー的な内容が中心でした。私はどちらかと言えば30mほどある持久系ルートが好きなので、少し物足りなさも感じます。一方、一緒に来ていた友達は普段からクライミングジムで登り込んでいるメンバー。この短く濃いスタイルがかなり気に入ったようでした。ロープクライミング好きと言っても、好みは本当に人それぞれです。
急遽決まった、マルチピッチ講習会
いつもならこれで終わりですが、なんと!明日はマルチピッチクライミングに行くことになりました。それも、2人はマルチピッチ初体験で、もう1人はギリシャ・レオニディオで、なんちゃってマルチピッチ体験があるのみとのこと。
そうなると問題はロープワーク。終了点での支点構築やセカンドビレイなど、一通り確認しておく必要があります。実はブリアンソンへ来る前、一度クライミングジムで講習はしていました。しかし、その時はまさか本当にこのメンバーでマルチピッチへ行くことになるとは思っていませんでした。
夕方から急きょ講習会を開き、終了したのは20時過ぎ。意外にもみなさん、翌日のマルチピッチクライミングに向けて興奮しているようでした。メンバーのクライミングレベルは心配していませんが、気になるのは、ロープワークだけ。そんな少しの不安と大きな期待を抱えながら、この日の岩場をあとにしました。
活動内容(Tournoux・Marmottes en Folie)
成果なし!
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